フレンチブルドッグのかかりやすい病気



顔のしわの間は蒸しタオルで
丁寧に拭いてあげましょう。


フレンチ・ブルドッグは基本的に丈夫な犬種ですが、顔等にしわが多い為、
不潔にしていると細菌感染を起こします。他にも自身での温度調節が
苦手な為、暑さにはめっぽう弱く、熱射病にかかったり、皮膚のトラブルが
出やすい犬種です。


他にも体質、体系的にかかりやすい病気があります。

股関節疾患
  文字の通り股関節の病気です。フレンチ・ブルドッグのような小型犬の
  生後1年以内に多く見られるのが「レッグ・ペルテス病」。
  また、「股関節脱臼」も起こしやすい犬種です。
  どちらも重度の場合は手術で治します。後ろ足を引きづったり、
  上げたりして歩いている時は直ちに動物病院へ連れて行きましょう。

外耳炎
  フレンチブルドッグは立ち耳ですが、脂漏体質な為、垢が溜まりやすく、
  細菌や真菌の感染によって外耳道が炎症を起こして悪臭のある
  褐色や黄色の耳垢が溜まり、拭いても数日後にはまた溜まるようになります。
  酷くなると、炎症は耳介に進行します。
  抗生物質や抗真菌剤で治療しますが、外耳道が塞がれた場合は手術の
  必要もあります。
  定期的な耳掃除で予防出来ますが、耳掃除の際に強く擦りすぎると
  かえって炎症を起こす恐れもありますので、気をつけましょう。

眼瞼外反症
  瞼が外側にめくれあがり、それによって常に瞼の涙腺や結膜が露出し、
  結膜炎や角膜円を併発するおそれがあります。
  瞼の周囲を洗浄し、軟膏や人工涙液を投与して治療しますが、外反の
  度合いが酷い場合には手術を行なう事もあります。

膿皮症
  フレンチブルドッグの免疫力が低下した時等に、体に付着している細菌が増殖して
  起きる病気です。犬が痒みの為にひっかくと、脱毛を起こし、
  化膿する事もありあます。
  薬用シャンプーでよく粗い、抗生物質を使って治療します。



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