フレンチブルドッグの散歩のしつけ方


リードは胴輪タイプより首輪タイプを選びましょう。
ハーフチェーンなら首抜けの心配もありません。


フレンチ・ブルドッグは毎日の運動量はさほど必要ではありません。
ただし、散歩は愛犬にとって、運動の為だけではなく、
気分転換やストレス解消にも役立つので、愛犬の健康を
維持していく為に欠かせない物です。
また犬は散歩を通して外の世界や、他の人や犬との出会いにより
社交性や協調性を学んでいきます。
可能ならば朝夕の1日2回、たとえ10分でも15でも構わないので
散歩に連れ出してあげましょう。


飼い主にとっては、愛犬との散歩はリーダーシップを発揮できる場となります。
時間やコースは飼い主が決めるようにし、主導権を握るようにしましょう。
散歩に行く時間は特に決めなくても大丈夫ですが、特に熱い時期、
特に寒い時期等は散歩の気温や天候を意識した方が良いでしょう。
ただし、フレンチブルドッグに催促されて散歩に出掛けるのはやめましょう。
飼い主が自分の言う事を聞く事で、フレンチブルドッグが自分をリーダーだと思い込み、
言う事を聞かなくなる原因になる恐れがあります。

初めてのお散歩は、ワクチン接種の2回目が終わり、子犬の体に
伝染病に対する抵抗力が出来てから始めます。
散歩初日にいきなり首輪とリードを付けるのではなく、
事前に予め室内で首輪とリードに慣れさせておきましょう

まず、愛犬が落ち着いている状態の時に首輪とリードを着けます。
興奮したり吠えたりしてしまった場合はしばらく無視し、落ち着いてから
準備をしましょう。玄関から外に出る時は「マテ」をさせて、愛犬が勝手に
外へ飛び出さないようにしましょう。
必ず飼い主が外に出て、それから犬を呼ぶようにします。愛犬が自分の
足の傍に付いたら歩き出しましょう。道路を渡るときも同じようにしましょう。

リードの持ち方は右手でも左手でも構いませんが、あまり張らないように
保ちましょう。フレンチブルドッグが急に強く引いたり走ったりしたら、
両手でしっかり持ってコントロールします。

基本的に飼い主が先に歩き出し、愛犬はその後に歩き出すという主従関係を
保つ事が重要です。歩くときは飼い主の歩調に合わせて横にぴったり
付かせて歩くようにします。
リーダーウォーク(下部で説明)の訓練をすれば容易に出来るようになります。
もしも飼い主よりも前にかけて行きそうになったら、リードを自分の膝に向かって
引き、 ショックを与えて下がらせましょう。

犬は拾い食いやゴミをあさったりしかねません。
口の中を怪我したり、食中毒になったりする恐れがありますので、
リードを引っ張って止めさせましょう。

他の人や犬や車に会った場合はリードを短く持ったり座らせて制御します。
犬に吠えたり、臭いを嗅いだり、飛び出したりさせないように制しましょう。
愛犬の糞はその飼い主が持ち帰るのは当然ですが、なるべく散歩中に
排泄させない為に散歩の前に排泄を済ませておくのが望ましいです。

散歩から帰ってきたら、目にゴミが入っていないか、
足の裏に怪我をしていないか、体に虫や異物が付いていないかを
チェックして、濡れタオルで全身を優しく拭いてあげましょう。

フレンチ・ブルドッグの散歩で一番気を付けて欲しい事は、
フレンチ・ブルドッグは鼻が低く起動が短い為、熱の発散が
できない。つまり温度調節が出来ない為に暑さに弱い犬種なのです。

その為、夏に散歩する時は早朝や日没後の涼しい時間に行ないましょう。
しかし、たとえ日没後だとしても、地面に昼間の余熱が残ってる
場合があるので、飼い主が手で温度を確かめてから歩かせます。
逆に冬は日中の暖かい時間に散歩するようにしましょう。

お散歩の際には持ちやすく、中身を整理しやすいバッグを用意し、
お散歩に必要な道具を入れて、自分だけのお散歩セットを作っておくと、
散歩の度に準備に手間取る事がなくなります。
最低限必要な道具は以下の通りです。
・ウォーターボトル…犬用の水筒。水飲み場がなかったり、
             清潔でない場合に使用します。
・フンの処理袋…ビニール袋でも構いませんが、
           手を汚さずに処理できるグッズも市販されています。
・フンの処理袋を入れるバッグ…処理袋をそのままお散歩バッグに
                    入れるのに抵抗が有る方は是非。
・ウェットティッシュ…フンをしたお尻を拭いたり、
             飼い主の手が汚れたときなどに使います。
・おやつ…トレーニングをする際等のご褒美として用意します。
                  専用ケース等を用意しても良いでしょう。
・おもちゃ…遊ばせる以外にも、犬の気を引いたりする事が出来る為、
        大変便利です。


リーダーウォークについて

リードを弛ませて持ち、犬を横に並ばせて歩きます。
犬が前に出ようとしたら向きを変え、別の方向に歩き出します。
また犬が前に出ようとしたら、また向きを変えて別の方向に歩き出します。
これを繰り返し、犬が自分から付いてくるようになったら、
思いっきり褒めてあげましょう。




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