ブラシは消耗品です。古くなったスリッカーブラシは
カーペットや車のシートの毛取り用に最適です。
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ブラッシングやコーミングをすることにより、柴犬の抜け毛や汚れ、
フケや寄生虫を除去し、被毛を清潔にすることができるほか、
適度な刺激がマッサージとなり、皮膚の新陳代謝を活発にし、
皮脂の分泌を促して被毛に健康的なツヤを与える事ができます。
また、飼い主と愛犬のコミュニケーションの場にもなると同時に
愛犬の全身チェックも兼ねられるので、愛犬の異変にも迅速に
気づき、対処する事ができます。
行うのは散歩の後が一番です。毎日の散歩の後の習慣として
お手入れしてあげましょう。
柴犬が子犬の内からいきなりブラッシングやコーミングを行なったりせずに
最初は頭を撫で付けるくらいから初め、ブラシやコームを見せて慣らして、
使って慣らして、少しずつ時間も延ばし、2ヶ月過ぎた頃から
本格的なグルーミングを行ないます。
ブラッシングの順番は首→胸→襟足→肩→背中→腹部→お尻の順です。
スリッカーブラシまたは獣毛ブラシを使い、コームで仕上げを行ないます。
スリッカーブラシや獣毛ブラシは下毛まで届くようにとかしましょう。
まず首から胸にかけて、口元を片手で押さえてから上から下に
丁寧にとかします。そのまま襟足から肩にかけてとかしましょう。
背中は、片方の手で片方の後ろ足の根元を持ち、
毛の流れにそうようにとかします。
腹部は前足を持って立たせるか、仰向けに寝かせるかして行ないます。
お尻が前に来るように、柴犬の胴体を腕をぐるりと回し固定させて、
お尻をとかしていきます。肛門周りや尻尾も忘れずに行ないましょう。
最後にブラッシングと同じ順序でコームを使い、全身の毛並みを
整えて仕上げましょう。
柴犬には夏と冬に被毛が生え変わる換毛期というものがあります。
この時期は必要ならば1日2回ブラシやコームを使い、抜け毛や下毛を
取り除いてあげましょう。ブラシやコームでは取りきれない下毛は
スクラッチャーを使って除去しましょう。