トイプードルのしつけ(褒め方・叱り方)




愛犬をしつけるにあたっての大前提は、
ペットに誰がリーダーなのかをわからせる事です。

犬には群れの中のリーダーには絶対服従という修正があり、
家庭においても、自分と家族全体を群れとみなし、
自分より立場が上の者には従い、自分よりも立場が下の者には
従いません。どのしつけを行なうに当たっても、
常に人間がリーダーシップをとるようにして下さい。

ご機嫌を伺ったり、甘い声で話しかけたり、ご飯が欲しい、
遊んで欲しいといったトイプードルの要望にすぐに応えて甘やかしてしまうと、
トイプードルは自分がリーダーだと認識し、飼い主の言う事を
聞かなくなってしまいますのでたとえ可哀相だと思っても
心を鬼にして主導権を握るようにしましょう。

続いて、愛犬をしつけるにあたっての上手な褒め方・叱り方のポイントです。

まず褒めてあげるときは声だけではなく、顔の表情やジェスチャーも合わせて
大袈裟なくらいに褒めてあげましょう。トイプードルは人間の顔や身振り手振りも
ちゃんと理解できるのです。

叱る時はその行為の最中か直後にタイミング良く行ないます。
決して甘やかさず、毅然とした態度で厳しく叱ります。
その際は、低く強い声で一喝すると効果的です
たしなめたり声高に怒ったり、暴力を使う事は絶対にしてはいけません。

褒めるにしても、叱るにしても、最初の内は長い言葉を理解する事は出来ません。
「ヨシ!」や「ダメ!」など、短い言葉で伝えてましょう。
家族など、複数人で犬を飼う場合には、褒める言葉や叱る言葉を統一しておきましょう。
また褒める事と叱る事も家族の中で統一させてください。
人間や気分によって意見を変えていては犬は言うことを聞かなくなってしまいます。

幾らトイプードルが可愛いからといっても、ただ甘やかしてしまっては、
人間だけでなく、トイプードル自身にとってもよくありません。

目安としては褒める事を8割、叱る事を2割くらいの割合で進めていくと良いでしょう。

しつけの基礎的な部分は生後6ヶ月くらいまでに覚えさせます。
その中でも生後1~3ヶ月の犬が最も環境に興味を抱き、
順応性も高くなる社会化期に経験したことは、深く記憶に残る為
特に重要な時期と言えるでしょう。

この社会化期に是非覚えさせたいしつけは以下の通りです。
・子犬の体を触り、どこを触られても嫌がらないよう慣れさせて行く。
・知らない人間怖がったり、攻撃しないようにする為、
  家族以外の人間にも触れたり、抱いたりしてもらう。
・抱いて屋外へ連れて行き、外の様子や音を体感させて
  屋外の環境に慣れさせる。(ただし予防接種が住むまでは
  決して地面に下ろしてはいけません。



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